北海道の道の駅を遠征で制覇する計画 — フェリーの選び方と日数の考え方
本州から北海道の道の駅制覇を狙う人向けの計画記事です。私は転職の合間の夏休みを使い、バイクで一気に回りました。そのとき考えたこと・準備したことを、計画の順番に沿ってまとめます(北海道ラリーの基本情報はブロック記事へ)。
フェリー航路などの情報は2026年7月時点で各社公式サイトを確認したものです。運航状況は必ず公式で確認してください。
何日必要か — まず休みの日数から逆算する
北海道の道の駅は126駅。数字は関東(188駅)より少ないのに、難易度は別格です。理由は駅間距離で、都市周辺を除けば「1駅走って1時間」が普通に起こります。1日に回れる駅数はエリアによる振れ幅が大きく、道央の密集地帯と道北・道東では計画の単位がまったく違います。
数字で見てみます。126駅を14日で割ると1日9駅。スタンプが押せる時間は実質8時間/日なので、駅間の長い北海道で「約50分に1駅」のペースを、雨の日も含めて14日間休みなく続ける計算です。つまり2週間は「余裕」ではなく「休みなしでちょうど」。予備日を入れて回るなら16〜18日(1日7〜8駅+予備日)が現実的なラインです。
ちなみに私は10日間で走りきりました。1日12駅超、昼休憩なしの強行軍です。できたという事実は書いておきますが、ゆっくり名物を食べる時間まで削っての10日なので、正直、人には勧めません。
そこまでの連休が作れないなら、最初から分割するほうが現実的です。自然な切り方は「道南・道央」「道北」「道東」の3分割、もしくは前後半の2分割です。フェリーの発着港を変えれば、分割してもルートの重複は最小限にできます。
大事なのは、休みの日数に合わせて「今回どこまでやるか」を決めることで、その逆ではありません。日程に駅を詰め込んだ遠征は、閉店時刻に追われる作業になります(このあたりの考え方は計画術の記事に書きました)。
フェリーの選び方 — どこから入るか
車・バイクの遠征なら、入口はフェリーです。2026年7月時点で運航中の主な本州⇔北海道航路を挙げます(各社公式サイトで確認)。
| 航路 | 会社 |
|---|---|
| 舞鶴 → 小樽 | 新日本海フェリー |
| 敦賀 → 苫小牧東 | 新日本海フェリー |
| 新潟 → 小樽/苫小牧東 | 新日本海フェリー |
| 秋田 → 苫小牧東 | 新日本海フェリー |
| 名古屋・仙台 → 苫小牧 | 太平洋フェリー |
| 大洗 → 苫小牧 | 商船三井さんふらわあ |
| 青森・大間 ⇔ 函館 | 津軽海峡フェリー |
| 青森 ⇔ 室蘭 | 津軽海峡フェリー |
| 青森 → 函館 | 青函フェリー |
選び方の考え方は2つあります。
長距離航路で寝て運ぶ(関西なら舞鶴・敦賀発、関東なら大洗発)。半日〜丸1日の船旅になりますが、その間は移動しながら休めるので、遠征の初日と最終日を潰さずに済みます。
東北まで自走して海峡だけ渡る(青森・大間⇔函館、数時間の航路)。船代を抑えられて便数も多い反面、東北の縦断で体力と日数を使います。東北ブロックのラリーと絡めて「行きは東北を回りながら北上」という組み方をするなら、この選択が活きます。
行きと帰りで別の港を使う(例: 往路は小樽イン、復路は函館アウト)と、道内のルートを一筆書きに近づけられます。分割派は「今回は小樽イン・小樽アウトで道北」「次回は函館イン・アウトで道南」のように、遠征ごとに入口を変えるのが効率的です。
出発前の準備が遠征の質を決める
スタンプブックは出発前に公式の郵送販売で確保。私はそうしました。理由はブロック記事に書いたとおりで、現地調達に賭ける理由がありません。
宿は「翌朝の1駅目」から逆算して取ります。夜のうちに翌日の起点近くまで移動しておくと、朝イチの営業開始からフルに押せる。観光シーズンの人気エリアは埋まるのが早いので、行程が固まった区間から順に押さえるのがおすすめです。
費用の柱は往復のフェリー代と燃料です。参考までに、私の遠征は、ガソリン代と高速代で1回10万円ほどでした(3,000〜5,000km走る前提の数字です)。北海道は全周すればこの距離帯に確実に入るので、移動費は多めに見積もっておくと安心です。
それから、体調と体力の余白。私はこの遠征の道中で足首を痛め、テーピングで走りきる羽目になりました(体験記に書いたやつです)。北海道は景色が最高で、気分はいくらでも上がります。上がったときほど、休憩を。
ルートを組む
分割の区切りと入口の港が決まれば、あとは各日のルートです。私が開発したみちルートなら、行きたい道の駅を選ぶだけで、営業時間や定休日を踏まえた巡回ルートとタイムテーブルを作れます(全機能無料 ・ Google / Yahooログインで利用できます)。北海道のような長距離遠征では、「今日はどこまで進めるか」を毎晩確かめ直せるのが効きます。