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道の駅スタンプラリー完全制覇の計画術 — 敵は距離ではなく営業時間

ブロックの完全制覇を決意した人向けの記事です。私は全国9ブロックを完走しましたが、その過程でやった計画の失敗をだいたい覚えています。この記事は、その失敗から逆算した「計画で押さえるべき順番」です。

大前提: 敵は距離ではなく営業時間

完全制覇の計画というと、まずルートの最短化を考えたくなります。でも実際に効いてくる制約は走行距離ではありません。スタンプが押せるのは、おおむね道の駅の営業時間内だけ。つまり1日のうち「ラリーが進む時間」は限られていて、どれだけ走れる人でも、この枠は広げられません。

だから計画の思考順は「どう走るか」ではなく、**「押せる時間をどう使い切るか」**です。以下、その順番で書きます。

1. 定休日と臨時休業を最初に潰す

私の一番情けない失敗から。各駅の営業日を表計算ソフトに手で転記して管理していた時期があり、転記を間違えて定休日の駅に突撃したことがあります。駐車場に着いて、真っ暗な建物を見たときの脱力感は忘れられません。駅数が増えるほど、手作業の営業日管理は必ずどこかで破綻します。

さらに、事前確認では防げないのが臨時休業です。公式サイトに情報が載っていない臨時休業に当たったこともあります。対策は2つ。救済ルールのあるブロックではその条件を最初に確認しておくこと(東北は写真で最大5駅、北陸は3駅など)。そして、最終盤に「その駅のためだけに再訪する」羽目になる遠い駅ほど、行程の前半に置くことです。前半なら失敗してもリカバリの機会が残ります。

2. 1日の駅数は「営業時間から」逆算する

1日に回れる駅数は、走力ではなく営業時間で決まります。考え方はこうです。

押せる時間帯をざっくり9時〜17時とすると8時間。1駅あたりの所要を「滞在+次の駅までの移動」で見積もると、駅間が近い平野部でも1駅40〜60分、山間部や郊外は1駅90分以上かかることが普通にあります。つまり平野部で1日8駅前後、山間部は4〜5駅が現実的なライン。これより多く積んだ計画は、どこかで破綻して閉店時刻に追われることになります。

そして経験則をひとつ。その日の最終駅には、営業終了の30分前までに着く計画にする。私は営業終了10分前に着いたのに既に閉店していて押せなかったことがあります。閉店作業は終了時刻より前に始まるものです。

3. 休日は駐車場に時間を食われる前提で

人気のある道の駅は、土日祝に駐車場の入庫待ちが発生します。私はこれで何度も計画を狂わされました。イベント開催日に当たると、近い駐車場が埋まっていて遠い臨時駐車場に回され、それだけで数十分のロスということもあります。

対策はシンプルで、人気駅は平日か朝イチに回し、休日の昼に踏む駅は「空いていそうな駅」を選ぶ。どうしても休日の日中に人気駅を通る日は、私はその日の駅数を1〜2駅減らして組んでいました。

4. 日数とお金は「区切り」で見積もる

ブロック全体の日数は、「対象駅数 ÷ 1日あたりの現実的な駅数」に、予備日を足したものです。予備日は雨と臨時休業とリカバリのための余白で、遠征なら3日に1日は欲しい。

費用は、私の実例を出します。バイクでの遠征は1回5〜10日で3,000〜5,000kmほど走り、ガソリン代と高速代でおよそ10万円かかっていました。ここにフェリー代、宿代、スタンプブック代が乗ります。なかでも宿が最大の変数で、毎晩宿を取るか、車中泊やキャンプを混ぜるかで総額の桁感が変わります。先に宿のスタイルを決めてから日数を掛け算すると、見積もりがぶれません。

そして大事なのは、全体を一度に計画しないことです。私は東北を、GWや夏休みなどの長期休暇を使って数回に分けて完走しました。「今回の休みでこの方面を回りきる」という区切りを重ねるほうが、1回の巨大計画より確実に前に進みます。

5. ここまでの管理を手作業でやらない

1〜4を全駅ぶん手作業で管理するのが、かつての私の表計算ソフトでした。そして転記ミスで定休日に突撃しました。この作業を自動化したくて作ったのが、道の駅のルート作成サービスみちルートです。行きたい道の駅を選ぶと、営業時間や定休日の情報を踏まえた巡回ルートとタイムテーブルを作れます。全機能無料 ・ Google / Yahooログインで利用できます。

具体的なプランの実例は、週末だけで回す通い型北海道のような遠征型の2本に分けて書いています。自分のブロックの基本情報は各ブロック記事からどうぞ。